アメリカ国務省は2016年6月のビザブルテンを公表し、非移民ビザを持つインド人及び中国人に対するEB-2(修士学位以上もしくは特に優秀な能力を有する者)とEB-3(技術職、専門職またその他の労働者)カテゴリーでの永住権申請におけるカットオフデートの主要な遅れについて述べています。
アメリカ移民局はインド人に対するEB-2カテゴリーでの永住権申請に対し、5月発表時点から更にバックデートし、2004年10月1日以前のプライオリティデートを持つ方に対して永住権最終段階申請書(AOS申請)を受け付けるとしています。
中国人に対するEB-2では、カットオフデートが2010年1月1日となっています。
EB-3のインド人カテゴリーについては、2004年9月22日以前のプライオリティデートを持つ方の申請を受け付けるとしています。中国については2010年1月1日に変更となっております。
ここで注意が必要なのは、外国人による雇用ベースによる永住権申請の場合、アメリカ移民局は最終段階においてビザブルテンに表示されるカットオフデートに対し、自身のプライオリティデートの日付が到達次第、申請が可能になるということです。つまり、自身の順番が来るまでは、最終段階の申請まで順番待ちの状況となるわけです。
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