米国土安全保障省 (Department of Homeland Security:通称DHS) は、米国とカナダ・メキシコ間の一時的な渡航制限を、2020年6月22日からさらに30日間延長したと発表しました。
新型コロナウィルス(COVID-19)の感染拡大に伴い、米国土安全保障省は以下の対象者にのみ渡航を許可しました。
- 米国に帰国する必要があるアメリカ国籍の者、又はアメリカ永住権保持者
- 医療、緊急、または公衆衛生の目的で渡航する者
- 教育目的で渡航する学生
- 合法な国境を越える貿易に携わる者(例:物流を支えるトラックの運転手など)
- 軍事的な活動に携わる者、政府役人、又は外交官として渡航する者、米国兵士とその家族
尚、必要不可欠な労働目的で米国へ入国する者(例:米国とカナダ・メキシコ間の移動が必要となる農耕、又は農業目的で渡航する者)も渡航の許可が認められました。
尚、渡航許可の対象とならない 例としては、観光、レクリエーション、ギャンブル、又は文化的イベントへの参加が挙げられました。
ただし、上記の渡航制限は、国境を超えた入国地点、又はフェリーでの米国入国を図る旅行者のみが対象となっており、空路、貨物鉄道、または海路(フェリー以外の手段)での国境越えを図る者には適応しません。
最後に、米国土安全保障省は、今後、これらの渡航制限を改正する可能性があると発表しました。
弊社では、引き続き、皆様にこの問題に関する最新情報を、随時報告できればと考えております。