2020年10月2日より、米国移民局(USCIS)は、新しい申請費用による申請受付の開始と共に、いくつかの主要な雇用ベースの移民申請フォームの変更と特急審査申請サービスの審査期間を変更するということです。
新申請費用について:
新申請費用は下記をご参照下さい。
Form | Current Fee | Final Fee | Percentage Change |
---|---|---|---|
NONIMMIGRANT | |||
I-129H1 | $460 | $555 | 21% |
I-129H2B(Named Beneficiaries)
|
$460 | $715 | 55% |
I-129H-2B(Unnamed Beneficiaries) | $460 | $385 | -10% |
I-129L(Includes L-1A,L-1B and blankets) | $460 | $805 | 75% |
I-129O | $460 | $705 | 53% |
L-129E & TN I-129CW(includes E-1,E-2,E-3,TN and CW) | $460 | $695 | 51% |
I-129MISC(includes) H-3,P,Q,R | $460 | $695 | 51% |
I-539,Application to Extend/Change Nonimmigrant status(Online Filing) | $370 | $390 | 5% |
I-539,Application to Extend/Change Nonimmigrant status(Paper Application) | $370 | $400 | 8% |
IMMIGRANT | |||
I-140,Immigrant Visa Petition | $700 | $555 | -21% |
I-526,Immigrant Petition by Alien Entrepreneur | $3,675 | $4,010 | 9% |
I-485,Application to Adjust Status | $1,140 | $1,130 | -1% |
I-485,Application to Adjust Status for applicant under the age of 14 | $750 | $1,130 | 51% |
I-765,Application for Employment Authorization(Non-DACA) | $410 | $550 | 34% |
I-765,Application for Employment Authorization(DACA) | $410 | $410 | 0% |
I-131,Application for Travel Document | $575 | $590 | 3% |
Biomentrics Fee(NON-DACA) | $85 | $30 | -65% |
Biomentrics Fee(DACA) | $85 | $85 | 0% |
Total Fees for Adjustment of Status Applications bundle–I-485 with I-765,and I-131 | $1,225 | $2,270 | 85% |
I-90,Application to Replace Permanent Resident Card(online filling) | $455 | $405 | -11% |
From I-90,Application to Replace Permanent Resident Card(paper filling) | $455 | $415 | -9% |
CITIZENSHIP | |||
N-400,Application for Naturalization(online) | $640 | $1,160 | 81% |
N-400,Application for Naturalization(paper filing) | $640 | $1,170 | 83% |
新しい申請フォームについて:
米国移民局は、いくつかの雇用ベースの移民申請フォームの新しいバージョンを発行する予定ですが、それらが正式に利用可能になる具体的な日付は明確にされていません。なお、主な非移民就労ビザカテゴリー(H-1B、L-1、O-1ビザなど)については、そのビザカテゴリー毎にI-129フォームの各エディションを作成し発行する予定のようです。
特急審査申請の変更点について:
特急審査申請サービスの申請費用は変更されませんが、米国移民局は審査申請期間をカレンダー暦の15日から営業日の15日(もしくは追加1週間)に変更されるということです。尚、営業日には、連邦の休日は含まれません。
永住権保持者へのステイタスの変更(AOS)申請に関する新しい費用について:
永住権保持者へのステイタスの変更(AOS)申請費用は、 $ 1,130の申請費用に加え別途で労働許可証および一時渡航許可証(Advance Parole) の申請ごとに、それぞれ$ 550および$ 590の申請費用を支払う必要があるということです。これらの新しい費用は、全非移民ビザステイタス保持者からの変更申請に適用されるということです。
会計年度2021年の新規H-1B申請について:
米国移民局は今年の8月中旬に、2021年度新規H-1B申請の2回の抽選を実施しました。 2020年10月2日より前に提出される申請については、現在使用されている申請費用と申請フォームが適用されます。一方、 2020年10月2日以降の申請については、新しい申請費用と申請フォームが適用されるということです。
差し止めの可能性について:
米国移民局による新しい申請費用と申請フォームに関する規制は、現在、カリフォルニア州の連邦地方裁判所で係争中の訴訟で異議が唱えられています。カリフォルニア地方裁判所がこの規則に対して差し止め命令を出した場合、米国移民局は現在使用している申請費用スケジュールと申請フォームに戻すよう要求される可能性があるようです。